PR

経理がヒマだと思って転職すると痛い目を見る|現役経理が教える忙しさの波と過ごし方

経理のリアル

経理って、正直ヒマなんでしょ?

なんとなく楽そうだから目指してるんだけど…

こんなイメージ、持っていませんか。

結論:経理がヒマだと思って転職すると、痛い目を見ます。

理由は、経理が毎日「何かしらの締め切り」に追われる仕事だから。

実際に大手メーカーの経理で働く私も、月初は想像を絶する忙しさに追われています。

とはいえ「経理=激務」というわけでもありません。

正確に言うと、経理はヒマなのではなく、忙しさの波がハッキリしている仕事。

本記事では、現役経理の私が体で感じている「忙しさの本当の波」と「落ち着いた時期にやるべきこと」を正直にお伝えしていきます。

ネットの一般論ではなく、実際に中で働いているからこそ書ける内容なので安心してください。

本記事を読めば、入社後に「話が違う…」と後悔せずに済みますよ。

本記事でわかること

  • 経理が「ヒマそう」に見えて実は忙しい理由
  • 現役経理が体感している忙しさの波(月初・月中・決算期)
  • 落ち着いた時期に本当にやるべきこと2つ
  • 簿記よりも実務で差がつくスキル

この記事を書いた人
うみ

元公務員▶︎未経験・経理
漠然とした将来への不安から、転職を決意🔥
未経験経理職として、大手企業から数社内定獲得🙌

うみをフォローする

経理はヒマは本当か?現役経理のリアルな実感

経理はヒマは本当か?

実際のところ、ヒマなの?忙しいの?

結論:経理はヒマではありません。

忙しさの波がはっきりしているだけです。

たしかに経理は、外から見ると「ヒマそう」「楽そう」に見えます。

  • 営業のように飛び回らない
  • 突発対応に追われることが少ない
  • スケジュールがある程度決まっている

だから淡々とした仕事に見えやすいんです。

私も転職前は「デスクワークで、決まった作業を淡々とこなす仕事」だと思っていました。

でも実際に入ってみると、想像以上に繁忙期がキツかった…。

経理が忙しくなる理由は以下3つ。

  1. 日次・月次・年次の3サイクルが重なる
  2. 仕事の「前倒し」ができない
  3. 全部門の遅れを背負う立場にある

日次・月次・年次の3サイクルが重なる

経理の仕事は「日次・月次・年次」という3つのサイクルで動いています。

  • 日次 → 伝票処理・入出金管理
  • 月次 → 月末月初の締め
  • 年次 → 年に一度の決算

日々の処理をこなしながら、月次の締めをやり、さらに決算も進める。

この3つが重なると、業務量が一気に膨れ上がります。

仕事の「前倒し」ができない

経理の仕事は「暇なときにやっておく」がしにくい構造です。

理由は、各部署の数字が確定しないと、集計しても意味がないから。

締め日を迎えるまで、決算書は作れません。

つまり、締めのタイミングで一気に仕事が集中する構造になっているということ。

これが「毎日何かしらの締め切りに追われる」原因です。

全部門の遅れを背負う立場にある

さらにやっかいなのが、経理は社内の全部門から情報を集めて処理する立場だということ。

どこか一つの部署で

  • 提出が遅れる
  • 数字が間違っている

これだけで、経理の作業が止まります。

自分の仕事だけでなく、他部署の遅れまで背負う。

だから帳簿を締めるという作業は、毎回本当に神経を使うんです。


現役経理が明かす、忙しさの本当の波

忙しさの本当の波

じゃあ、いつが忙しくていつが落ち着くの?

ここからは、私が毎月・毎年、体で感じているリアルな繁忙リズムをお伝えします。

一般的な表ではなく、大手メーカーの経理にいる私の実感です。

波は大きく分けて以下3つ。

  1. 月初 →「地獄」
  2. 月中〜月末 →「落ち着くが、ヒマではない」
  3. 四半期決算・本決算 →「さらに地獄」

月初は「地獄」

経理の一番の山場は、月初です。

この時期にやることは

  • 帳簿システムの情報が正しいか、一つひとつ確認
  • 毎月必ず入れる仕訳が入っているかチェック
  • 前月の取引をすべて締めて数字を確定
  • 各部署から集中する請求・支払いの処理

ここでミスがあれば、後続の処理すべてに響きます。

「今日中にここまで終わらせないと間に合わない」という締切に追われながら、一つのミスも許されない緊張感の中で作業する。

月初の数日間は、まさに息つく暇もありません。

月中〜月末は「落ち着くが、ヒマではない」

月初の山を越えると、たしかに少し落ち着きます。

でも、ここが誤解されがちなところ。

落ち着く=ヒマ、ではありません。

この時期にも

  • 新しい会計基準への対応
  • 各部署からの照会対応
  • 税務対応
  • システム改修への対応
  • 経理規定の見直し

と、やることは山ほどあります。

特に近年は、インボイス制度や電子帳簿保存法など、経理を取り巻くルールがどんどん変わっている状況。

落ち着いた時期といっても「締切のない、でも重要な仕事」に追われているのが実態です。

「暇で居眠りしそう」なんて余裕は、少なくとも私の職場にはないよ…

四半期決算、特に本決算は「さらに地獄」

月ごとの波とは別に、四半期決算という大きな山もあります。

上場企業には、四半期ごとに決算をまとめて開示する義務があるからです。

3月決算の会社なら

  • 締め月 → 3月・6月・9月・12月
  • 繁忙期 → 4月・7月・10月・1月

つまり、3か月に一度は大きな山がやってくるということ。

中でも本決算は別格です。

会社の一年の業績が確定し、株価にも影響を与える重要なもの。

投資家がその数字を見て判断するので、責任の重さも業務量も、通常月とは比べものになりません。

この時期は月次業務と年次決算が並行するため、負荷は倍増します。

「経理はヒマそう」というイメージだけで飛び込むと、この波の激しさに必ず面食らうはずです。

月別の詳しいスケジュールは以下で早見表つきで解説しています。


落ち着いた時期に経理がやるべきこと2つ

落ち着いた時期に経理がやるべきこと2つ

落ち着いた時期は、何をして過ごせばいいの?

経理の良いところは、忙しい時期があらかじめわかっていること。

落ち着いた時期に何を準備するかで、次の繁忙期の地獄具合が変わります。

ネット上では「資格の勉強」「転職の下準備」「人脈づくり」など、あれもこれもやりましょうと書かれていますが…。

現役経理として正直に言います。

それらは理想論です。実際そんな余裕はありません。

私が実感として「これだけは本当に大事」と断言できるのは以下2つ。

  1. Excel・ITスキルを磨く
  2. 「名もなき業務」を整理する

Excel・ITスキルを磨く

落ち着いた時間があるなら、Excelとシステムのスキルを磨いてください。

これに尽きます。

特に大事なのが「関数を自分で組めて、その中身を理解していること」です。

理由は、経理では同じExcelファイルを毎月使い回すことが多いから。

「中身はよくわからないけど、いつも通り使えばいいや」となりがちなんです。

でも、これが落とし穴。

制度改正や集計方法の変更があったとき、ファイルの中身を理解していないと手も足も出なくなります。

誰かが作った複雑な関数やマクロは、中身を理解していない人には修正できません。

ここで一つ、大事なコツを。

Excelは「複雑な関数を覚えること」がゴールではありません。

むしろ逆で「いかにシンプルに作るか」が本質です。

  • 簡単な関数を使う
  • 手入力を極力減らす
  • ミスが生じにくいファイルにする

SUM関数のような基本から始めて、よく使うショートカットキーを覚えるだけでも、作業スピードは大きく変わります。

1日15分の練習でも、積み重ねれば確実に力になりますよ。

複雑な関数より「シンプルで壊れないファイル」を作れる人が

現場では一番評価されるよ

名もなき業務を整理する

もう一つおすすめなのが、溜まっている「名もなき業務」の整理です。

日々の忙しさに追われていると、つい後回しになる作業ってありますよね。

  • 意味不明なファイル名のExcel
  • 古い資料が放置された共有フォルダ
  • エラーが出るけど、だましだまし使っているマクロ

繁忙期になってからでは、こういう整理をする余裕はまったくありません。

だからこそ、落ち着いた今のうちに片付けておく。

これをやっておくと、次の繁忙期の自分が確実にラクになります。

私は「繁忙期に困ったこと」をメモしておいて、落ち着いた時期に一つずつ潰すようにしています。


【Q&A】経理の忙しさに関するよくある質問

Q&A

経理の忙しさについて、よくある質問に回答していきます。

簿記2級があれば、実務も安心?

残念ながら、簿記だけでは安心できません。

私も転職活動中は「経理には簿記の知識が重要だろう」と思い、必死で簿記2級を取りました。

でも実際に働いてみてわかったんです。

簿記の知識は、あって当たり前。持っているのがスタートラインで、そこで差はつきません。

本当に差がつくのは

  • Excelを使いこなせるか
  • 帳簿データをシステムからどう取ってくるか

この2つです。

誤解しないでほしいのは、簿記が要らないという話ではないこと。

簿記2級は経理への「入場券」として絶対に必要です。

ただ、入場した後はそれが当たり前の前提になるので「簿記の次はExcelとシステム」と早めに意識を切り替えておきましょう。

簿記2級を取った後の変化は以下で詳しく語っています。

忙しさに飲み込まれないコツはある?

「自分のタスクを正確に理解しておくこと」が何より大事です。

  • 今日やるべきこと
  • 今週中に終わらせること
  • 今月の締めに向けて必要なこと

これを把握できていないと、次々にやってくる締切に飲み込まれてしまいます。

逆に言えば、経理は忙しい時期が読める仕事。

タスクさえ整理できていれば、波は必ず乗りこなせますよ。

結局、経理はやめておいたほうがいい?

そんなことはありません。

「ヒマそうだから」という理由で目指すのが危険なだけです。

正しくは「経理は忙しさの波がある、奥の深い専門職」。

このイメージを持って飛び込めば、きっと良いスタートが切れます。

そして波を乗りこなすスキルが身についたとき、経理はあなたにとって一生モノの武器になります。


【まとめ】経理は「忙しさの波がある、奥の深い専門職」

まとめ

最後に、本記事のポイントを振り返ります。

  1. 経理はヒマではなく、忙しさの波がはっきりしているだけ
  2. 忙しい理由は「3サイクル」「前倒し不可」「全部門の遅れを背負う」の3つ
  3. 月初は地獄、月中は落ち着くがヒマではない、本決算はさらに地獄
  4. 落ち着いた時期はExcel・ITスキルを磨く
  5. 「名もなき業務」の整理も次の繁忙期に効く
  6. 簿記は入場券。実務で差がつくのはExcelとシステム

私も最初はこの波の落差にかなり戸惑いました。

でも、波のリズムがわかれば準備ができるし、準備ができれば怖くありません。

ぜひ本記事を何度も読み返して、正しいイメージで経理への一歩を踏み出してください(ブックマーク★しておくと便利です)

「経理って実際どうなんだろう」と気になっている方は、経理・会計特化のヒュープロで話を聞いてみるのがおすすめ。

リアルな経理の求人や、会社ごとの繁忙期・働き方を知る第一歩になりますよ。

▼ヒュープロで、ちょっと話を聞いてみませんか?▼

最後までお読みいただきありがとうございました。

あなたの経理転職、応援しています。

コメント